
今回は、自分の備忘録も兼ねて庚金が日主で命式に土が多い方の対応策について論じてみた。
印星大過・多印星を一言でいうと、
頭で考えて考えて、更に考えて結局やらない!人
思考優位で実行力に欠けている人なのだ!
今回は、印星がたくさん命式中にある私が印星大過の解決方法について解説しています。
印星が大過している人は解決の参考になればと思います。
庚で印星大過の私のケース
庚辛の金は土を嫌う。
そう私は日主が庚で、命式中には土が全部で5個。
他は比肩が1個、財星が1個。
月、年、時の天干はすべて土。
月、年の地支も土。
土だらけ。
肝心の日主の金が土に埋まってしまっている。
土は庚にとって印星。
完全に私の命式は印星が大過なのだ。
人生は荒波多く自信を無くすことが多かったよ。
金は土を嫌うと言い、土大過だと、庚の良さである「行動力」「決断力」「スピード感」を潰してしまう。
そのままでは間違え無く庚は生きない。
庚や辛で土が多いとどうなる?
日主の金から見ると土は通変は印星(偏印、印綬)
印星は、周囲からの引き立てや知恵・知識、習得能力、学習能力。
これが沢山あると、周りから助けられたり、甘やかされたり、思考ばかりで行動が鈍くなったりする印星の悪い傾向がでる。
印星が何個もある場合は、とにかく考えすぎて行動が伴わない。
行動力や決断力が魅力の金行の良さがでにくいのだ。
印星大過の自分が子供のころを振り返る
子供の頃は、母親が先回りしてなんでもやっていたし、心配性すぎな親は危険を潰していたな。
「これはダメだ」
「危ないからやってはいけない」
「こうしなさい。ああしなさい」
自分の意見より親の意見を押し付けられ、それをやらされていた。
自分の主張とか意志とか今思えば、あんまり無かった。
あったんだろうけど、言っても潰されるので言わなくなった。
「これがしたい」
「これが欲しい」
「これになりたい」
親に養われているうちは、そういう事を言っても反対されるので閉ざしていたように思う。
自分の意思とか出てきたのって、20代後半くらいか。
かなり流されて生きて来てるよ。
社会人になってもその傾向はしばらく続いたように思う。
雇い主の欲求や意見に賛同し、自分の意見を言わない。
なので人生あらぬ方向へ流れていったのだ。
流されて上手くいく人もいるけど、ほとんどの人は自分が望んだゴールの方が良いだろうし私もそれは一緒だ。
印星大過の人の対応方法
印は漏星(食傷星)を剋する。
漏星(食傷星)は、楽しむ、自己表現、伝達能力。
それと、漏星は日主が産むから、自分の願望や欲求、想いに素直なところでしょうね。
ただし、命式中に印星が大過している場合は、この漏星をやっつけるので楽しめない。
なんでもため込む印星は、良い面でいうと習得能力に優れているけど、感情やストレスもため込む。
そのくせに、漏らす気である漏星(食傷星)をやっつけてしまうのがデメリットな訳です。
五行の流れとしては印星→自星→漏星→財星→官星のサイクルで一周な訳です。
そのため印星のエネルギーが流れる自星(比肩・比劫)のパワーを強くすると上手くパワーが循環していく。
なので印星が強よすぎる人は、自星の特徴をまずは意識して鍛える必要があるのだ。
もしくは、財星で印星を剋する。
どちらも同時にやるのが良いけど、わからなければまずは、印星がとにかく多い印星大過の人は自星にパワーを流した方が健全と言えるでしょう。
自星を強くするには
自星を補強するにはどうしたら良いのか?ってことだけど
「自星」の特徴を強化する、意識すること。
自星の特徴とは
・自立心&独立心
・自分の欲求や意志
・自分のこだわり
印星が大過している人は身旺になるので凶作用が強いのでは?
と思う方も多いのですが、以外と自立心に欠けているのが印星大過なのです。
多すぎる印星は、自分に甘くなりやすく、怠け心が出る「印の害」「印の剋」とも呼ばれます。
そのため、まずは自分の足で立つ「自立心」「独立心」を育むこと。
自立心とは?
自立心とは、自分が何がしたいか明確にし、それを自分で考え伝え行動すること。
結果は成功でも失敗でも、チャレンジし改善しまた挑戦すること。
- 願望や欲求を明確にする
- 目標設定し日々のタスクをこなす
- 小さな決断を自分で下す
- 自己フィードバックし改善策を自ら考える
- 自分で判断して行動する
- 人生のすべてに自己責任
- 自分に適度な厳しさを持つ
印星大過はこれが不足しがちなのだ。
自立心が芽生えたら他の星のパワーも不足分は取り入れよう。
各星の特徴をみてパワーを取り入れる
- 「自星」(比肩・劫財)― 自分自身のこだわり。自立心。強い意志や欲求。
- 「食傷」(食神・傷官)― 人に対する思いやり。自己表現。伝達能力。楽しむ。
- 「財星」(偏財・正財)― 現実性。情報。行動力。活動的。計画力。
- 「官星」(偏官・正官)― 自制心。従順さ。真面目。努力。
- 「印星」(偏印・印綬)― 頭が良い。習得する能力。考え知性・知恵。要領の良さ。
印星大過の人は、まずは自立心を育てること。
印星大過の私は、そう思うし、そうやっている。
同時に財星の特徴である「現実性」「行動力」「計画力」を強化。
多すぎる土から財星の木のエネルギーで金を掘り起こす。
汚れた金を水の木である食傷で洗い流し、食傷の特徴である伝達能力を鍛えることで、財に繋がる。
そして官星で自制心と努力を培い、多すぎる印を制し日主を上手に使いこなす。
インプットは印星大過の人は、印星の特徴は放置しててもやっている。
意識しないとずっとインプットばかり。
それをアウトプットする能力を鍛える事で、財に繋がるのだから強化は必須。
印星大過なんて、情報や知識なんてため込む習慣があるので、割と物知りだし、本なんて強制されなくても読んでいるやろ。
正直、印星が命式中に5個ある私は、本や情報なんてもう取り入れるの嫌だって思っていても本読んだり、ネットで調べものしている。
それくらい命式中の星は強力なのだ。
印星のメリット・デメリット
印星が良く働く場合
- 向学心や研究心があり
- 知識や技能・技術の習得能力の早さ
- 専門分野で活躍
- 援助や引き立てを受ける
悪く働く場合
- 偏った価値観や考えにこだわる
- 他人の意見や常識に耳を貸さない
- 引き篭もる
- 怠惰・惰性で生きる
- 依存癖が強い
印綬でも偏印でも印星がたくさんあると、似たような症状が出てくるので注意しよう。
印星大過の人の場合は、だいたいが悪く働くことが多い。
私の場合も、過去を振り返ると印星の悪い面がたくさん出ているように思う。
努力嫌いだし、コツコツ嫌い。
そのくせ知ったかぶりでインプットした知識を振りかざすところがある。
自営業開始して5年以上たつが、雇われより心地が良いがなにぶん印星が強すぎると、怠け心が強いので律する必要がある。
印星大過の人には自営業は良いトレーニングになるかもね。
まとめ|印星大過の人の改善方法!
悩みやすい印星大過の人の突破口について解説してみましたが、如何だったでしょうか。
印星が多くて悩み多き人は、まずは自立心を養うことです。
自分が「どうなりたいのか?」「何がしたいのか」「何が欲しいのか?」
欲求を明確にし、それを手に入れるために目標を立て日々のタスクを立て、行動しましょう。
行動してみた結果、自己フィードバックを行い、改善するところを見つけ、次に活かします。
印星が大過すると頭で考えてばかりで、行動をせずにクローズしてしまいがちなので形にする癖、行動する癖をつける事が重要。
学ぶ事、習得することが得意な印星なのできっとあなたなら出来ます!
小さな事でも良いのでトライしてみてください。
一度の挑戦であきらめず、何度も挑戦しあなたの願望を叶えましょう。
自立心を養うためにおすすめの本