占星術|小惑星クアオア(Quaoar)の意味や特徴とは?

占星術の主要な10天体やアングル、ザビアンなどを見ていくと小惑星などにも興味を持つ方を多いでしょう。

まだまだ未開なクアオア(Quaoar)ですが、占星術意味を含め解説しています。

クアオア(Quaoar)の詳細

  • 名前:クアオア
  • 惑星ナンバー:50000
  • 特徴:南カリフォルニアのトンバ先住民の創造神
  • 意味:創造
  • 大きさ:冥王星の約半分のサイズ
  • 軌道周期:287.53年
  • 軌道:極めて楕円形(安定し調和のとれた軌道)
  • 発見日:2002年6月
  • 構成:岩と混合された氷
  • 軌道:極めて楕円形(安定し調和のとれた軌道)
  • その他:地球から約40億マイル離れており、冥王星よりも10億マイル以上離れている

占星術の意味やキーワード

ポジティブな意味

・創造、出産
・発見の精神
・再構築する
・作成する
・産み出す
・秩序立てる創造

ネガティブな意味

・創造の前の破壊
・産みの痛み・苦痛
・代償を支払う
・試練
・別れる、失う

クアオア(Quaoar)とは、宇宙を歌い踊り、創造の力を持つと言われています。

形や性別はありませんが、男性性寄りの意味を持つ天体となります。

クアオア(Quaoar)の占星術の代表的な意味は「創造性が強く反映される」ポイントです。

その他にクアオアが位置するサインやハウスは、

  • 終わりと始まり
  • 破壊と創造
  • 死と誕生
  • 悪いことが起こった後に新しい事が起きる
  • 痛みを伴うプロセス

潮の満ち引きのように、陰陽を繰り返すような様を見て、クアオア(Quaoar)は、宇宙を歌い踊り、創造すると言われています。

クアオアが入るポイントは、新しい何かが起こる前に、代償を払わなければならず、苦痛なプロセスを伴うことになります。

しかし、死の後に新たな誕生があるように、新しいものを現実に生み出す才をクアオアは与えます。

クアオアのネイティブアメリカン神話

ネイティブアメリカンのトンバ族が創造力の神。

混沌とした空間にクアオアがやってきて、創造の歌を歌い踊り舞い宇宙が始まったとされます。

そこから初めに創造されたものは空の神「WEYWOT(ウェイウォット)」

WEYWOT(ウェイウォット)は、クアオアと一緒に地球の女神であるCHEHOOIT(チェフイト)」を作り出したとされています。

次に太陽(タミット)と月(モアー)の神を作り出し、これらの神々と一緒にクアオアは更に踊りました。

やがて海の女神パミット、夢とビジョンの神マニトと、食物と収穫の神マニサーが誕生。

新しく生まれた神々が加わることで創造が進み、空のコヨーテと呼ばれる「TUKUPAR ITAR(ツクパーイター)」が創造されました。

次にトンバ地下世界の女神、冥界の女神「TOLMOLAK(トルマロック)」が誕生し、クワオアとの創造に加わったとされます。

神々の踊りは続き、7人の巨人を作り、丘、山、木、川、大気、水や動物などの生命を作り出したとされます。

7人の巨人がなんなのかネイティブアメリカン神話を色々調べてみましたが、不明でした。

クワオアを読み解くヒント

神話だけ読むと、ひたすら楽しく創造しまくっているので、痛みや破壊の意味はどこへ?と思いました。

他の説も見ると、クワオアは天から降りてきた後に、秩序を乱した後に7人の巨人を創造し、動物や生命、人間を作り出したとされています。

「秩序を乱した後って」。。こちらの神話のが正しいのかな?とも思います。

星術的な意味でもクワオアは「創造する」「作り出す」「産み出す」というキーワードで見て良いでしょう。

しかし冥王星付近というと、エリスやセドナなどの暗いイメージがある小惑星もあるので、上の神話のクワオアはちょいとご陽気すぎんか?と思う。

それでも惑星の軌道など見るとクワオアは、極めて安定感がある楕円の軌道をしてる。

創造し秩序を生み出すとみて良いだろう。

冥王星と同じく、長い間一つの座標に留まるので世代間の特徴を表します。

軌道なんて占星術に関係あんのかよ??って思うでしょ?

虐待や本能性全体で欲望のままつっぱしるケンタウロス族のネッススなんて、エグイ軌道をしているから、ああいう乱暴な意味がついてるだよ。

同じくケンタウロスのキロンは癒すと安定につながるのか?というと土星と天王星の間に軌道を持つからなんだ。

土星寄りの軌道をもち、土星同様に苦手で困難だけど癒すと安定する意味を持つ。

そういう意味では、クワオアの安定的で秩序だった軌道は、創造や秩序を作る解釈でチャートを読み解いて良だろうと思う。

創造の神について考える

多神教においての創造主は、各国によって呼び名は違います

日本では、世界が無の状態から現れたのが「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」となります。

そこから事実上の創造神とされる男女一対のイザナギ・イザナミが登場し、多くの神々を生み出し天地を創造したとされている。

神話の中の性格は違えど、クアオアは、天から降りてきて神々を創造し、天地を創造したので日本神話でいうなら天御中主神もイザナギ・イザナミの役割も兼ねているように思います。

まとめ|小惑星クアオア(Quaoar)の意味や特徴とは?

太陽からの距離で感がえると、天王星 < 海王星 < 冥王星 < クアオアとなり、高い波動領域の天体である。

そのため高次意志に宇宙的意図をもとに、インスピレーションが沸き起こり、カオスから創造を作り出す。

クアオアがあるポイント

「カオスを起こす」
「創造し秩序を作る」

トランジットなどで天体やアングルと重なると、一度は何かを手放したり破壊したりする可能性があります。

そこからまた新しい体験を経験すると考えられるでしょう。

クアオア自体、占星術の情報がまだ少ないですが、今後新しい情報が入ったりやインスピレーションを受けた場合は、記事にて紹介します。