
ケンタウロス族のキロンは、占星術の意味が多く利用しやすいですが、第二のケンタウロスと呼ばれるフォルス(ホルス)は、情報が少なく占星術でどのように読み解いていけばよいか分かりません。
発見日は、1977年11月1日はカイロン、1992年1月9日はフォルス(ホルス)、1993年5月13日はネッスス。
私もたくさんの情報に触れ、ホロスコープの中でフォルス(ホルス)がどういった意味や特徴を持つのか、調べて見ましたが、謎の部分がまだまだ多いのは間違えありません。
この記事では、分かる限りのフォルス(ホルス)の占星術的な意味や特徴をまとめています。
小惑星フォルス(ホルス)の詳細
- 読み:Pholus、フォルス、ホルス
- 惑星番号:5145
- 性格:温和で温厚、善人
- 職:ワインの守護者
- 親:父親セイレノス、母親はニンフ(妖精)
- 周期:92年
- その他:第2ケンタウルス
フォルス(ホルス)の占星術の意味
・小さな原因、大きな効果
・予期しないことが起きる
・未知の世界
・洞察を得る
・潜在意識の心が目覚める
・陶酔感が高まる
・感情を強める
・自己破壊とコントロールの喪失
・異端者および部外者
・急激な変化に自信を失う
占星術でホルス(フォルス)が入るハウスやサインは良くも悪くも「予期しないことが起きる」「雪崩のような変化」の意味を持ちます。
カイロンが土星と天王星を繋ぐ鍵と考えられているように、ホルス(フォルス)は土星と海王星を繋げる鍵であり、両者の間に架け橋となります。
また、ホルス(フォルス)は海王星の混沌とした世界の扉を開く働きをします。
例えると、コーラなどの炭酸飲料を振って蓋を開けると、中身が飛び出してくるような圧力解放現象に似ています。
地上から見ると、ホルス(フォルス)が関わると、土星という物質世界な制限(蓋)が外れ、海王星のあらゆる制限を超え理想を拡大されるエネルギーが飛び出てくる感じです。
蓋を開ける栓抜きのような役目がホルスだとも言えます。
ホルス(フォルス)のエネルギーを上手く活用できるのであれば、夢や幻想を司る海王星を現実的な土星で受け止め地上で使うことが可能です。
ケンタウロス族であるキロン、ホルス、ネッススもそうですが土星を鍛え、使いこなす必要があります。
あなたのホロスコープの中の土星が示す課題やテーマに取り組みましょう。
ホロスコープの中のホルス(フォルス)の考察

神話ではホルスは、ワイン樽の番人、管理者です。
ワインが海王星とすると、それを繋ぐ役目です。
そういう意味では、ホルス(フォルス)は無限への扉を開く性質を持っています。
開けたドアによっては、役に立つかどうかはわかりませんが、ホルス(フォルス)がポジティブな面で出た場合は、ネガティブな状況や環境から解放され、新しい可能性を開く働きをします。
ホルス(フォルス)の変化は、閉じ込めた圧力解放に似ていますので、急激な変化であり、ちょっとした出来事や好奇心から、一連の大きな変化・イベントが生み出されます。
カイロンは、長くてゆっくりとした変化にあたりますが、ホルスは物事の変化をより突然起こす傾向があります。
トランジットのホルス(フォルス)
運行中のホルス(フォルス)は、新しい変化、新しい人生の始まり、目覚め、スタートを暗示します。
ネガティブな面であれば、急激な変化に対応できず精神を病んだり、自傷行為に走ったりすることもあります。
アングルや天体にホルス(フォルス)が乗る場合は、今までの古い体質や体制、やり方、生き方を手放すことになります。
ホルス(フォルス)がもたらす変化は、意識の古いパターンを手放す時です。
あなたの人生で新しい選択を心がけましょう。
まとめ
ホルス(フォルス)について解説させて頂きましたが、如何だったでしょうか?
ホルス(フォルス)のホロスコープの中での意味は、「急激な変化」「予期しないことが起こる」です。
特にアセダントやMCなどのアングル、天体などに運行中のホルス(フォルス)がコンジャクションしたときは変化を告げていることが多いので、確認しておきましょう。
※Astrodienstでは、フォルスという表記で確認できます。